お金に働いてもらう
 収入を増やす方法には「自分で働く」ことと「お金に働いてもらう」ことの2種類があります。もし、お金に働いてもらうのであれば、会社と同様、お金を適材適所に配置していかないとなりません。その配置、即ち、働かせる場所は更に2つに分かれています。「貯める」と「殖やす」です。そこで、今回は貯めるをみていきます。


 貯める基本は預貯金です。普通預金、定期預金等の種類があります。そのポイントは元本(預けたお金)を減らさない、ということになります。例えば結婚資金のように2,3年先に使途が決まっているのであれば、元本を減らさないように安全に運用することが求められます。但し、現在は低金利時代ですので、時代に合った運用法を考えないといけません。
 
貯蓄商品には「固定金利商品」と「変動金利商品」があります。固定金利商品は預けた時の金利が解約時まで適用されます。変動金利は世の中の金利水準の変化に応じて金利の見直しを行なうものです。世の中の金利は景気が良い時には高く、今のように景気の悪い時には低いのが一般的です。ということは、低金利時代に固定金利商品で預けると、今後景気が回復して世の中の金利が上昇してきても少ない利息(金利)を受け取り続けることになります。そこで、現在のような低金利時代では変動金利商品に預けた方が金利の上昇とともに金利の見直しが行なわれるので効果的です。また、仮に、低金利時に“固定金利”商品に預けるのであれば期間を短くするのがポイントです。

ここで、余談になりますが「預けた元本が2倍になるのにおよそ何年かかるか」を簡単に計算できる「72の法則」を紹介します。72を金利で割ったものがその年数になります。仮に6%で預けた場合は72÷6(金利)=12(年)、つまり12年で倍になります。現在の普通預金金利は銀行にもよりますが0.001%前後になっています。ということは、倍になるのに72000年かかるわけです。たとえ100万円を預けても1年で付く利息は10円です。ATMで時間外に引出すと手数料で105円、即ち、利息10年分以上の手数料を払うことになるのです。貯めるポイントは…「減らさないこと」でしたね。

(2003/8/31川口一晃)


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