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三つの断
投資をする際、肝に銘じていることの一つに“三つの断”というものがある。
この三つの断は投資を行う過程で必要なものであるとともに、大切なことを私たちに教えてくれている。
一つ目の断は、どんな銘柄でも「これは良い銘柄だ」「投資したくない銘柄だ」と判断しなくてはならない、“判断”の“断”だ。この判断の断は資産運用の基礎知識や経済・金融の知識がなくても、比較的容易に行うことできるものだ。
次の断は少し難しくなる。良い銘柄であれば「買う」、投資したくない銘柄であれば「売りたい」と“決断”する“断である。この断は判断の断よりも難しい。
そして、最後の断、これが一番難しい。つまり、「良い銘柄」と判断し、「買おう」と決断したとおりに“断行”出来るかどうかの“断”なのである。
ところで、この三つの断だが、投資の最初から最後まで自分自身で行うことを原則とする。この三つの断を行なう際に他人が介在するとどうなるか。うまく行かなかったときに、「彼がこう言ったから」「誰それが良いと言ったから」と他人の所為にする人が多いのである。
この3つの断を自分一人で行なうところに“自己責任”というものがあるのだ。
この3つの断だが、これは投資の世界の話だけではない。ビジネスの世界でもこの3つの断は求められる。あるプロジェクトに対して「良い」「悪い」の判断、「やろう」「やめよう」の決断、やると決めたら断行する。やはり、3つの断が求められるのだ。
「3つの断」を忘れないでもらいたい。
(2003/6/4記 川口一晃)
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